妊娠中の〇〇はいつからOK?プレママができること&やるべきことまとめ
妊娠中は食事や行動面で制限されることが多いですが、その中でもできることや、プレママの時期だからこそできる、やっておきたいこともあります。そこで今回は、妊娠中にできることや妊娠中にしかできないことなどをご紹介。実行するのにおすすめの時期もまとめていますので、ぜひプレママの方は参考にしてみてくださいね。
出産・子育てに向けたカラダづくり
出産時は、健康で、なおかつ万全の状態で迎えたいですよね。また、子育てにも体力は必須。そのためにできることをまとめました。
適度な運動をする
体調管理や体力づくりのためにも、適度な運動は大切です。ただし、妊娠初期は母子ともに不安定な状態なので、運動は控えましょう。妊娠中に運動をはじめるなら、妊娠中期からがおすすめです。
妊娠中におすすめの運動には、手軽に始めやすいものでは、ウォーキングやマタニティヨガなどが挙げられます。夫婦でウォーキング習慣をつける、産院のマタニティヨガ教室に参加するなどの方法があるでしょう。適度な運動は、体力向上やストレス発散にも繋がりますよ。
バランスの取れた食生活
バランスの良い食事は、妊娠に関わらず心がけたいもの。特に妊娠中は、赤ちゃんの成長や発育のためにも、必要な栄養を過不足なく摂るのがベストです。理想は、和食中心の食生活。今日からでも、栄養バランスを意識した健康な食生活を目指してみましょう。
産後ケアの準備
産後は骨盤が開いたり妊娠線が残ったりなど、妊娠ならではの出来事が多々起こる可能性があります。産後ケアがスムーズにできるよう、妊娠中から対策しておくのがおすすめです。
骨盤ケアに使える骨盤ベルトは、妊娠初期~産後2カ月程度の着用が目安です。6カ月頃までつけておくと、体型戻しに役立つともいわれています。無理のない範囲で、自分に合った骨盤ベルトをつけるようにしましょう。
ママの多くが悩む妊娠線の対策。いつからという決まりはありませんが、妊娠5カ月頃からしていたという先輩ママが多いようです。妊娠線予防の専用クリームなどもあるので、上手く活用してお肌の保湿に努めましょう。ただ、ケアしていても、どうしても妊娠線ができてしまう場合もあるので、あまり落ち込まないようにしてくださいね。
また、初めての出産で、怖がるママも多い会陰切開。会陰部の伸びをよくするための対策としてよく聞く会陰マッサージは、妊娠9~10カ月でのスタートが目安です。ケアを始める際は、必ず産院に確認してから行いましょう。
母乳育児に備える
母乳育児を目指しているママが気になる、おっぱいケア。早く始めたほうが効果があるのでは?と思うかもしれませんが、妊娠初期はNGです。妊娠中期~後期にかけて、産院の許可が出てから始めてくださいね。妊娠中期は乳頭のお手入れ、後期に入ってから乳房のマッサージを行っていきます。
なお、ママの体調や赤ちゃんの状態で母乳育児が叶わない場合は、もちろんミルクを頼ってもOK!親子に合った授乳方法をとるようにしましょう。
赤ちゃんを迎える環境づくり
赤ちゃんを迎えるための環境をつくることも、妊娠中にできることのひとつ。いつからといった時期の決まりはありませんが、ママの体調などを見ながら、徐々に整えていきましょう。
赤ちゃんの部屋やスペースはOK?
つわりなども落ち着いた妊娠中期頃を目安に、赤ちゃんが過ごす部屋やスペースをつくっていきます。ベビーベッドを使う場合はスペースの確保を。赤ちゃんのお世話アイテムを置く場所などもあらかじめ決めておきましょう。
育児用品を揃える
赤ちゃんの身の回りのアイテムや大型家具などは、ママの体調が落ち着いてきた7~8カ月頃から用意を始めてもOKです。まずは赤ちゃんが生まれてすぐに必要な、ベビー服やお風呂グッズなどを最低限準備します。
また、出産の退院時に車を使う場合はチャイルドシートも忘れずに準備しておきましょう。ただし、授乳用品などは「哺乳瓶を3本も買ったけれど、いざ生まれてみたら、ミルクをほとんど飲まなくて使わずじまいだった」といったことも…。育児用品は産後でも購入できるので、買い過ぎには注意しましょう。最近は、家具などはレンタル品でまかなうというご家庭もあるようですよ。
情報交換の場を探しておく
特に初めて出産を迎えるというママは、情報交換の場を探しておくと安心です。公園や児童館、地域のオープンスペースなど、妊娠前には知らなかった場所が意外に多く見つかるかも。そこで出会ったママ友やサポーターさんは、きっと子育ての悩みを共有したり、信頼して相談できる存在になりますよ!
出産関連の段取りをリストアップ
出産後は、限られた期間の中で行わなければならない手続きがたくさんあります。出産育児一時金や児童手当の申請など、産前・産後にかけて必要な手続きはいつどこで誰が行うのかをリストアップしておくと、「産前にここまでやっておけばよかった」と慌てることがありません。パパとも協力しながら計画的に手続きを進めてくださいね。
また、友人や職場の同僚などからお祝いをいただく予定が多くある場合は、内祝いも事前にチェックしておくとスムーズ。お店やカタログで、予算や送る相手の目星をつけておきましょう。
赤ちゃんとのかかわり方について知る
赤ちゃんは時期や月齢によって好ましい接し方というものがあります。あらかじめ知っておくと、赤ちゃんの反応も変わるかもしれませんよ。
お腹の中の赤ちゃんに話しかける
まだお腹の中にいる赤ちゃんでも、妊娠7カ月頃からは耳が聞こえているそう。ママやパパ、周りの人は積極的に声をかけてみてください。また、産前に聞いていた音楽を産後に聴かせると、赤ちゃんが落ち着きやすいといった経験があるママもいます。子守歌に使えそうな音楽を選んで、産前から聴かせてあげるのも良いかもしれませんね。
お世話の仕方を予習
赤ちゃんの沐浴などは産院で入院中に教えてもらえますが、事前に知っておくと理解しやすいでしょう。授乳やオムツ替え、つめ切りなど、慣れないお世話で、意外とてこずるかもしれません。最近は育児本も多数出ていますし、インターネット上で動画での解説なども見られるので、上手く活用してみましょう。離乳食なども事前にステップなどを知っておくと、後々便利ですよ。
赤ちゃんの遊びは興味や月齢に応じて
生まれたばかりの赤ちゃんが見える距離は近くだけで、できる動きも限られています。そんな赤ちゃんに合った遊びやおもちゃには、どのようなものがあるのでしょうか。
生後3カ月頃までは見たり聞いたりして楽しいガラガラや布絵本、ねんねした状態でも自分で遊びやすいプレイジムなども良いでしょう。もちろん、ママやパパの語りかけも赤ちゃんはとっても大好きなので、たっぷり話しかけてあげましょう。少し成長してお座りができるようになる生後6カ月頃には、起き上がりこぼしなど、触ると反応のあるおもちゃがおすすめです。
「赤ちゃんのためにおもちゃもたくさん準備しておきたい!」と思うかもしれませんが、対象年齢が高いおもちゃを準備しても、使えるようになるまでしばらく待たなくてはならないため、気をつけましょう。
周りのサポート体制を確認
妊娠後期頃には、産後のサポート体制を確認しておきましょう。子育ては、思った以上に大変であることが多いもの。制度やサービスを上手く使って乗り切ってくださいね!
お世話の方法を夫婦で学ぶ
ママばかりが赤ちゃんのお世話をしていては、ママの休む暇がありませんよね。パパにも育児本を読んでもらったり、両親学級などに参加してもらったりして、お世話の仕方を学んでもらいましょう。男性はどうしても“パパになる”という実感は湧きにくいかもしれません。赤ちゃんのお世話の仕方について一緒に学ぶ機会があれば、きっと実感も湧いてくるはずです。
地域の支援サービスをチェック
自治体によって、ファミリーサポートやボランティアなど、子育て支援体制が整っています。ママの体調が悪いのにパパが仕事を休めない、といったときなどに頼れる場所を知っているだけでも心持ちが違いますよ。
託児サービスや保育園を調べる
産休中のママはもちろん、復職予定がないママも、一時的に預けられる託児所や保育園などの預かり保育を調べておきましょう。今日はリフレッシュしたいので一時的に子どもを預けたい、といったときにも利用できますよ。
産後にできなくなることを今のうちに満喫!
産後は赤ちゃんのお世話に手いっぱいで自分の時間が取れないことや、子連れでは行きづらい場所もでてきます。産後にできなくなりそうなことは、妊娠中に無理のない範囲でやっておきましょう。
趣味を楽しんでおく
産後はなかなか自分のことに時間が割けなくなるため、趣味を楽しんでおくというのもひとつ。読書や映画鑑賞など、時間をとるものは妊娠中に満喫しておきましょう。
また、手作りが好きなママは、暇つぶしも兼ねて赤ちゃんグッズを手作りする方も多いようです。妊婦さんの、妊娠中の趣味ランキング上位にも、刺繍や編み物など、ハンドメイドが多くみられます。
夫婦でおでかけする
子どもが生まれると、夫婦でのデートや旅行などはめったに行くことができなくなります。ふたりの思い出の地を巡ったり、安産祈願の旅行をしたりなども、妊婦生活の楽しみ方のひとつかもしれません。夫婦で、子どもが生まれる前にしておきたいことを話し合って決めるのも楽しいですよ。
美容院や歯医者さんに行っておく
産後すぐは美容院や歯医者さんになかなか行けなくなります。赤ちゃんと写真を撮る機会も増えるので、産前にヘアスタイルを整えておくのも意外に大切。
また、妊娠中は虫歯になりやすいので、早めにチェックし、必要であれば治療を受けておきましょう。虫歯はママから子どもにうつるリスクも。健康な口内環境を保っておきたいですね。
妊娠中はじつはできることがたくさん!
妊娠中にできること・妊娠中にしかできないことについて紹介しました。お腹の中に赤ちゃんがいると、制限されることに目が行きがちですが、できることは意外とたくさんあります。また、赤ちゃんのグッズづくりや夫婦で安産旅行などは、今このタイミングでしかできないものですよね。体調を最優先に、妊娠中にできることを楽しんでみてくださいね。