妊娠中に関するコラム

妊活中におすすめの飲み物一覧!飲まない方がいい飲み物もあわせてチェック

妊活をスタートさせた方の中には、食べ物や飲み物に気を遣うことが増えた方も多いのではないでしょうか。気分転換やリラックスに欠かせない飲み物。できれば妊活をサポートしてくれるような飲み物を飲みたいですよね。そこで今回は、妊活中に積極的に取り入れたい飲み物や、反対に悪影響がある飲み物も併せて紹介します。

妊活中におすすめの飲み物

葉酸が含まれている飲み物

妊娠前から摂取することで、赤ちゃんの脳や脊髄の発達異常のリスクを減らすことができる「葉酸」。厚生労働省が発表する「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、葉酸の必要量は通常1日あたり200μgですが、妊活中の女性は400μgの摂取が必要とされています。

飲み物から葉酸を摂取する場合は、葉酸を多く含む食材を使用した飲み物を選びましょう。葉酸が多く含まれていて、飲み物に加工しやすい果物や野菜は以下の通りです。

【葉酸が多く含まれる野菜】

・ブロッコリー

・えだまめ

・芽キャベツ

・ほうれん草

【葉酸が多く含まれる果物】

・イチゴ

・アボカド

・マンゴー

・サクランボ

上記の野菜や果物を中心にフレッシュジュースを作れば、効率的に葉酸を取り入れることができます。また、きな粉や牛乳にも葉酸は含まれているので、混ぜて飲むのもおすすめです。

妊活中は常備したい「麦茶」

麦茶はノンカフェインなので、妊活中や妊娠中にも安心して飲めるお茶です。麦茶はカルシウムや鉄分、カリウムなどのミネラルが豊富。常備している家庭が多いメジャーなお茶なので、暮らしにも取り入れやすいでしょう。

妊活から産後まで取り入れたい「タンポポ茶」

タンポポ茶もノンカフェインです。タンポポ茶には、妊活中はもちろん、女性に嬉しい効果がたくさんあります。例えば、ホルモンバランスを整えたり、冷え性の改善が期待できたり、便秘解消にも効果的。さらに、毛細血管を広げる働きがあるので、子宮に血液がまわりやすくなります。そのほかにも母乳の質を高める、乳腺炎予防にも効果が期待できるなど、妊娠前から産後まで続けて飲みたいお茶です。

女性ホルモンの活性化が期待できる「黒豆茶」

黒豆茶にはイソフラボンやポリフェノールが豊富に含まれており、これらは女性ホルモンと似た働きをするため、女性ホルモンの活性化が期待できます。黒豆茶によって生理痛が軽減するという意見もあるようです。

さらに、精力をつける役割があるとも考えられており、男性にも効果的です。ぜひパートナーと一緒に飲んでみてください。見た目は真っ黒で少し躊躇してしまうかもしれませんが、飲んでみるとクセがなくとても飲みやすいお茶です。

温活におすすめ「ハーブティー」

ハーブティーは香りがよく高いリラックス効果や、体を温めてくれる効果が期待できるハーブもあるので妊活中にぴったりの飲み物です。体が温まると、卵巣や子宮といった妊娠において重要な役割を果たす器官の働きにも影響します。体を温める「温活」は、免疫力アップや子宮機能のアップにもつながっていくので、妊活中は意識して体を温めるように努めましょう。

【目的別ハーブティー一覧】

・体を温めたいとき…ショウガ、ジャーマンカモミール、エルダーフラワー

・鉄分を摂りたいとき…マルベリー、ダンディライオン、ラズベリーリーフ

・寝付けないとき…ラベンダー、ローズ、リンデン、パッションフラワー

・リフレッシュに…レモングラス、ペパーミント、レモンバーベナ

・体が疲れていると感じたとき…ローズヒップ、ハイビスカス、ダンディライオン など

妊活にぴったり「ルイボスティー」

ルイボスティーはハーブティーの中でも注目を集めている飲み物です。クセや苦みが少なく、飲みやすいのが特徴。ルイボスティーには鉄分やポリフェノール、亜鉛といった体に良い成分が豊富に含まれているので、妊活中にはぴったりです。特に亜鉛には女性ホルモン活性化に関係する働きや、精子の質を高めてくれる効果も期待できると言われています。パートナーにおすすめしてみてくださいね。

味の種類が豊富な「豆乳」

豆乳は黒豆茶と同様にイソフラボンが豊富に含まれています。子宮内膜を厚くしてくれる効果が期待できるので、妊活中にすすんで飲みたい飲み物のひとつです。豆乳の見た目は牛乳に近いですが、クセのある味が苦手な方も多いでしょう。しかし最近はココアやフルーツフレーバーなど、種類も豊富。コンビニやスーパーなどで手軽に購入できるので、ぜひ挑戦してみてください。

妊活中は気をつけたい飲み物

妊活中に摂取するのは良くないと言われている飲み物をご紹介します。

カフェインが多く含まれている飲み物

カフェインの含有量が多いコーヒー、紅茶、烏龍茶、煎茶といったお茶は栄養の吸収を妨げたり体を冷やしたりすることがあるので、妊活中はできるだけ控えましょう。コーヒーは、1日2杯程度(カフェイン200mg)までがおすすめ。また、カフェインはエナジードリンクにも多く含まれているので注意しましょう。

飲みすぎは禁物「ココア」

実はココアにもカフェインが含まれているのをご存知でしょうか。市販のココアには「ピュアココア」と「ミルクココア」の2種類あります。ピュアココアは原料であるカカオマスの脂分を取り除いて粉末状にしたもの。一方ミルクココアは、ピュアココアに乳成分や砂糖を入れたものです。ミルクココアはピュアココアに比べてカフェインは少ないものの、糖分が多いので、妊活中は飲みすぎに気をつけたいですね。

ハーブの種類に注意「ハーブティー」

先ほど、妊活中におすすめの飲み物として紹介したハーブティーですが、ハーブの中には妊活中に摂取しない方がよいものもあります。

【妊活中に摂取を避けたいハーブ一覧】

・ローマンカモミール

・アロエ

・シナモン

・サフラン

・タイム

・ナツメグ など

これらはスパイスとして料理に使用するのは問題ないとされています。市販品のブレンドハーブティーには多数のハーブが含まれており、知らず知らずのうちに飲んでしまうことも。ただし、一時的であり、体に特に異変がなければ気にする必要はありません。

ルイボスティーも飲みすぎはNG

ルイボスティーも、飲み方次第では妊活中に飲むのは良くないと言われています。ルイボスティーはノンカフェインでおいしい飲み物なので、ついついたくさん飲んでしまいがちです。しかしルイボスティーに含まれるポリフェノールの摂りすぎで、体調を崩してしまう可能性も…。体に良いとされていても、摂りすぎは禁物。適度な量を守って飲むようにしましょう。

ホルモンバランスの乱れに注意「豆乳」

豆乳は妊活中に飲みたい飲み物の1つですが、飲みすぎは良くないとされており、注意が必要です。豆乳を飲みすぎると、女性ホルモンであるエストロゲンが多いと脳が勘違いをし、ホルモンバランスを乱してしまうことも。ホルモンバランスの崩れは生理不順や体調不良を招き、妊活にも良くないので、豆乳は適量を摂取するよう心がけましょう。

野菜ジュースや果物ジュース

手軽に栄養補給ができると人気の野菜ジュースや果物ジュース。しかし市販のジュースには糖分がたくさん含まれており、糖の摂りすぎになってしまうことも。体に良いからといって習慣的に飲み続けるのはおすすめできません。なるべく料理で野菜を摂るようにしましょう。

お酒は妊娠のしやすさに影響する?

妊活中に飲んだお酒は、妊娠のしやすさや妊娠後の赤ちゃんの健康とは関係ないと言われています。ただし飲酒量には気をつけましょう。デンマークの研究によると、1日につきグラス2杯程度であれば妊娠のしやすさに影響はないと考えられるものの、週に14杯以上飲むと妊娠率が18%も低下したという結果が報告されています。

料理酒は加熱すればアルコールは飛んでしまうので、妊活中でも問題なく使用可能です。

妊活中に最適な飲み物の温度はあるの?

冷たい飲み物が直接妊娠率に関わることはないので、必ずしも温かい飲み物である必要はありません。ただし、体が冷えると月経不順が起こりやすくなります。健康的な体を保つためにも、冷えが気になる女性はなるべく温かい飲み物を飲むようにしましょう。

効果的な飲み物でリラックスタイムを楽しもう

妊活中に絶対飲んではいけない飲み物はないので、神経質になりすぎる必要はありません。おいしい飲み物は、妊活中のストレスを和らげてくれる効果が期待できます。リラックスタイムのおともに、妊活をサポートしてくれるような飲み物を選んでみてくださいね。飲み物を飲むときはカフェインや糖の摂りすぎに注意しつつ、何事においても適量を心がけましょう。

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