妊娠中に関するコラム

妊娠初期から飲めるサプリを味方に!ママが必要な栄養素をチェック

妊娠期のママにとって、バランスのとれた食生活を意識して、必要な栄養を充分に摂ることは大変重要です。しかし、妊娠期に必要な栄養素すべてを食事でカバーするのは簡単ではありません。「つわりで思うように食事ができない」、「体調が優れず調理が負担」といったこともあるでしょう。そこで頼りになるのがサプリメントです。妊娠にあわせて積極的に摂取したい栄養素とともに、妊娠初期から服用できるサプリメントを確認していきましょう。

妊娠中に頼りになるサプリメント

妊娠中はお腹の中で赤ちゃんを育てるために、さまざまな栄養素が必要です。葉酸や鉄分など、妊娠を機に摂取基準量が増える栄養素もあり、妊娠中のママはいつも以上に【バランスのよい食生活】を意識することが求められます。

しかし、妊娠中の食事管理は大変なもの。特に妊娠初期は、つわりやマイナートラブルなどで体調が優れないことが多い時期です。
「食事が大切なことはわかっているけど、なかなか理想通りに食べられない…」といったジレンマを抱えているママもいるのではないでしょうか?

そこで目を向けたいのが【サプリメント】の存在です。
サプリメントなら、食事がつらいときや、献立に気を配れないときも手軽に栄養素を摂取できます。妊活中や妊娠中に勧められるサプリメントとしては葉酸が有名ですが、葉酸以外にも妊娠初期から摂取できるサプリメントは豊富にあります。

足りない栄養素の摂取はサプリメントに頼り、ストレスをためることなく妊娠期を過ごしていきましょう。

妊娠初期から積極的に摂取したい栄養素は?

妊娠中はさまざまな栄養素が必要です。ここでは妊娠初期以降、特に意識して摂取したい栄養素を4つピックアップしてご紹介します。

葉酸

葉酸はビタミンB群のひとつで、【神経管閉鎖障害のリスクを低減】することで知られている栄養素です。
妊娠を希望している段階からの摂取がポイントで、厚生労働省により妊娠前から妊娠初期にかけては1日に640μg、妊娠中期から妊娠後期にかけては1日に480μgの摂取が推奨されています。

妊娠していないときの葉酸の必要量の目安は240μg。妊娠を希望する時期から妊娠初期にかけては、通常時にプラスして400μgの摂取が求められていることになります。

葉酸はほうれん草、ブロッコリーといった緑黄色野菜やいちごなどに多く含まれますが、妊娠中に必要な量を食事だけで満たすのは簡単ではありません。妊娠期は積極的にサプリメントを活用するとよいでしょう。

鉄分

鉄分はお腹の中の赤ちゃんへ栄養や酸素を届けるために重要な栄養素です。妊娠中のママの血液量は、妊娠前の1.5倍にもなるのだとか。鉄分は、妊娠初期は通常時にプラスして2.5mg、妊娠中期から妊娠後期にかけては通常時より9.5mg多く摂取することが推奨されています。

鉄分は赤血球の形成をサポートし、ママの貧血予防にも役立つため妊娠初期から意識して摂取しましょう。鉄分を含む食材の例としては、牛肉などの赤身肉やレバー、ひじきや大豆などが挙げられます。

カルシウム

カルシウムはお腹の中の赤ちゃんの骨や歯を形成するために必要な栄養素です。カルシウムの摂取が足りないと、ママの体に蓄積されたカルシウムが赤ちゃんのために使われてしまうため、ママの骨密度低下につながります。骨粗しょう症予防のためにもカルシウムは積極的に妊娠初期から摂取していきたい栄養素です。

カルシウムは乳製品や、しらすなどの小魚に多く含まれます。そのほか、小松菜や水菜といった野菜類や豆乳、豆腐といった大豆製品からも摂取可能です。

ビタミンD

ビタミンDはカルシウムの吸収をサポートする栄養素です。ビタミンDが不足すると、早産や妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病のリスクが高まるため、妊娠中は積極的に摂取しましょう。しいたけ、きくらげといったキノコ類や、サケやサバなどの魚から摂取できます。

そのほかの栄養素は?

ご紹介した例以外にも、細胞分裂を促す働きをする亜鉛や、抗酸化物質のビタミンCなども必要量をしっかりと確保したい栄養素です。「ビタミンCや亜鉛のサプリは飲んでいいの?」と気になる方もいるかもしれません。妊娠初期から飲めるサプリでビタミンCや亜鉛を含むものもあります。亜鉛は上限摂取量を超えない範囲であれば、サプリメントからの摂取も可能です。

妊娠初期から積極的に摂取したいサプリのおすすめは?

「つわりで食欲がない」、「意識はしているけどなかなかバランスよく食べられない…」といったときはサプリメントも活用して上手に栄養バランスを整えていきましょう。妊娠初期から飲めるおすすめのサプリメントをご紹介していきます。

【葉酸サプリ】おすすめ2つ

おなかの中の赤ちゃんの発育をサポートしてくれる葉酸は、妊娠初期からの摂取を心がけましょう。妊活中から葉酸サプリの摂取をおすすめしている医師もいます。

<エレビット/バイエル薬品>

葉酸に加え、妊娠中に摂りたい鉄やカルシウムなど18種類の栄養素を一度でバランスよく摂れます。通販での定期購入でお得に購入可能です。

<ディアナチュラ 葉酸400μg/アサヒグループ食品>

葉酸400μgとビタミンB6、B12を同時に摂れるサプリメントです。香料や着色料、保存料は含まれていません。

【鉄分サプリ】おすすめ2つ

鉄分は赤ちゃんに栄養を送るために必要な栄養素。貧血予防に役立ちます。妊娠中は普段貧血にならない方でも貧血になりやすいため、サプリメントも活用して充分に摂取しましょう。

<ディアナチュラ 葉酸×鉄・カルシウム/アサヒグループ食品>

妊娠中に摂りたい葉酸、鉄に加えカルシウムも摂ることができます。リーズナブルな価格で、複数の栄養素を補給可能です。

<Mama Lula 葉酸&鉄プラス/ファンケル>

妊娠前~授乳期までに不足しがちな9つの栄養素が摂れます。

【カルシウムサプリ】おすすめ2つ

カルシウムは意識しないと不足しがちな栄養素です。つわりがある妊娠初期でも摂取しやすいタブレットタイプも市販されています。

<葉酸カルシウムプラス/ピジョン>

ベビー用品でよく知られるピジョンのサプリメントです。葉酸・鉄・カルシウムなど、12種類ものビタミンとミネラルを同時摂取できます。

<葉酸タブレットCaプラス/ピジョン>

錠剤が苦手なママでも摂りやすい、タブレットタイプのサプリメントです。3種類のフレーバーでお菓子のように食べて栄養補給できます。

【ビタミンDサプリ】おすすめ2つ

ビタミンDは骨の成長をサポートしてくれます。カルシウムとともに意識して摂取しましょう。

<ネイチャーメイド スーパービタミンD/大塚製薬>

1日1粒飲めば必要量をカバーできるサプリメントです。ドラッグストアなど、身近なお店で購入することができます。

<ビタミンD 30日分/DHC>

食べ物から摂りにくいビタミンD3のサプリメント。30日分と飲み切りやすいパッケージも魅力です。

妊娠初期にサプリを飲む際の注意点は?

最後に妊娠初期にサプリメントを飲む際の注意点をご紹介します。

食事を基本に栄養バランスを整えよう

妊娠中の栄養摂取の基本は【食事からバランスよく】です。サプリメントは食事をベースに、不足しているものを補うために活用していきましょう。妊娠初期のつわりで食事バランスが乱れがちな時期などに重宝します。

過剰摂取はせず推奨摂取量を守る

栄養素の多くは【推奨摂取量】という分量が定められています。栄養不足はよくありませんが、摂りすぎることがないよう、各サプリメントの説明書などをよくご確認のうえ飲むようにしてください。

「妊娠中に飲んではいけないサプリは?」と気になる方もいるかもしれません。ビタミンAの一種であるレチノールは過剰摂取に注意が必要です。一方、ビタミンAの一種のβカロテンはさほど問題ありません。

無理に飲まなくても大丈夫

サプリメントはあくまでも食品。必ず摂取しないといけないものではありません。
日頃から食生活に気を配っている方や、必要性を感じない方は、サプリメントを活用しない選択もよいでしょう。また、つわりなどでサプリメントを口に入れるのがつらいときも、無理をしないようにしてください。「妊娠中にサプリメントを飲まなかった」というママも多くいます。

妊娠初期から飲めるサプリで栄養管理のストレスを最小限に

「妊娠中は食事の栄養バランスが大切」とわかってはいても、実際に献立を考え調理し、理想通りの食事を取るのは難しいことです。妊娠初期のつわりのときなど、自分の食生活を不安に感じる方もいるでしょう。
そんなときに、サプリメントに頼るのはひとつの手段。妊娠中に必要な栄養素の摂取をサポートしてくれるサプリメントを上手に活用して、ストレスを感じることなく栄養バランスを整えていきましょう。

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