妊娠初期に旦那さんに知っておいてほしいこと【パパに送る言葉】
身体の状態が大きく変わる妊娠。とくに妊娠初期は初めての身体の変化にとまどうママも多いでしょう。また、サポートしてあげたいのにどうしたらいいのかわからない!という旦那さんも多いはず。
この記事では、妊娠初期の身体の変化や旦那さんに知っておいてほしいことをまとめました。パパには絶対知っておいてほしい内容。妊娠中のママも、これからパパになる旦那さんも、ぜひ読んでみてください。
妊娠初期の身体・気持ちの変化
まずは妊婦さんの身体や気持ちの変化から知っておきましょう。
妊娠すると体調が悪くなったり、気持ちが不安定になったりと、ママもとまどってしまうような変化がたくさん起こります。妊娠初期にどのような変化が起こるのかを知っておけば、ママも心の準備ができますし、旦那さんもサポートがしやすくなるでしょう。
●つわりでツライ毎日…
いつも船酔いの感覚、食べていないと吐き気が襲ってくる、食べると戻してしまう…など個人差が大きい症状。食事だけでなく、日常生活において不便を感じるママもいます。
●食欲がなくなった…食欲が倍増することも
妊娠により食欲がなくなったり、逆に食欲がありすぎたりするケースも。食べたいものがそのときどきで変わる、今まで好きだったものが食べられなくなるなど、食の好みも大きく変わることが多いです。
●においに敏感に…
今までは気にならなかったにおいが気になることも。においのきついものはもちろん、少しのにおいに敏感に反応してしまったり、特定のにおいを受けつけなくなったりする場合もあります。
●お腹が張る
妊娠することで子宮が大きくなります。それにより、子宮を支えているじん帯が引っ張られ、お腹の張りや、チクチクとした痛みを感じやすくなります。
●いつも眠い、昼間もぼんやり…
ホルモンの影響で強い眠気に襲われることがあります。寝不足でなくても眠くなる、どうしても勝てない睡魔なんです。
●イライラしやすい、気分が沈みがち…
とくに初めての妊娠は不安が大きいもの。それに輪をかけて気分を左右するのが、ホルモンバランスの変化です。感情のコントロールがしづらくなるママも少なくありません。
●家事や仕事がいままで通りできない…
さまざまな症状で妊娠前のようには身体や頭が働かなくなります。家が片づいていなかったり、仕事でもミスが出たり。職場に迷惑をかけまいと無理をしてしまい、ストレスをためたり、かえって体調不良を招いてしまうこともあります。
このように、妊娠初期にはたくさんの変化が起こります。でも、ここでご紹介したのはほんの一部の症状。妊娠中は、大小さまざまな変化やトラブルが起きることもあるので、ママは大変なんです。
【パパの心得】妊娠初期に旦那さんがやってくれたらうれしいこと
それでは、旦那さんにどんなことをしてもらったらママはうれしいのでしょうか。実際のママの声をまとめてみました。
・旦那さんには、食べられるものや飲み物を聞いて用意してもらえると助かります!日常生活も自分のことは自分でやってくれると嬉しいな(アイロンかけとか)。
・なかなか動けないので、家事を率先してやってもらえると、とってもうれしいです。ご飯も作ってもらえると助かるけど、難しければ外食やデリバリーを頼んでくれるだけでもありがたいです。
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・毎朝仕事に行くときに「行ってくるね」と私にも赤ちゃんにも声をかけてくれました。まだ妊娠初期でお腹のふくらみもないのに、パパとして赤ちゃんにも優しい声かけをしてくれてうれしかったです。
・妊娠中もパパとはラブラブでいたい!身体を気遣って夫婦生活は求めてこない旦那でしたが、ハグをしたりマッサージをしたりと意識的にスキンシップを取ってくれて安心しました。
上記のように、ママの身体・気持ちの変化をしたうえで、いつも以上に気遣って先回り・先読みして行動してもらえると、ママはとっても助かります。
これって地雷ワード?妊娠初期に言ってほしくない言葉
喜びとともに、大きな不安を抱えている妊娠生活。旦那さんが発したなにげないひとことが、ママにとって大きなストレスとなる場合も…。のちのちの夫婦生活にまで影響してしまうと大変です。地雷になりうるNGな言葉を紹介します。
・つわり大げさじゃないの?
つわりの症状は人によって大きく異なります。今までみてきた妊婦さんのつわりが軽かった場合、「あの人は普通に家事ができていたのに…。なんか、大げさなんじゃないの?」と思うことがあるかもしれません。でも周囲の人と比べるのはNG。ママにとっては「つわりを経験したこともないくせに!」と悲しい気持ちに。旦那さんを嫌いになるかもしれないレベルの地雷ワードです。
・寝すぎなんじゃない?
とにかく眠い妊娠中。いつもより寝ていることが多くなりますが、「また寝てる!」「寝すぎなんじゃない?」という言葉はやめるべき。妊婦さんがしっかり体を休ませるのは赤ちゃんにとっても大事なこと。ゆっくり寝かせてあげてください。
・こんなことで怒るなよ
妊娠中のママは情緒不安定。今までになっているので、「こんな些細なことで…」「前はこんなこと言わなかったのに」なんて思っても口にしないでほしい!ただ話を聞いてくれるだけもいいし、前向きな言葉をかけてもらえるとうれしいです。
・仕事休めるなんてうらやましい
人によっては、つわりをきっかけに仕事を辞める場合もあります。日々働く男性の気持ちとしては、仕事休めていいなと思う場合もあるかもしれませんが、ママは好きで休んでいるわけではありません。続けたい仕事を泣く泣くやめるケースだってあります。冗談のつもりだとしても絶対に言ってはいけない言葉です。
このように、ちょっとした一言が地雷ワードになってしまうことも。いつも以上に気をつけて、思いやりを持った声かけを心がけてみてください。
妊娠初期に旦那さんがしておくべきこと
最後に、妊娠初期に旦那さんがしておくべきことを紹介します。
●感染症対策はマスト
妊娠中は免疫力が落ち、より感染症にかかりやすい状態に。また、ちょっとした病気でも重症化しやすくなります。
新型コロナウイルスにより、以前より感染症対策への意識も上がっていますが、ママと接触する機会の多い旦那さんはとくに気をつけましょう。
・外出したあとは手洗いする
・人混みはできるだけ避ける
・マスクをして外出する
など、基本の感染症対策をしていれば大丈夫です。
●ワクチン接種
妊娠中にかかることで、赤ちゃんに影響が出る病気もあります。予防用ワクチンがあるものは、接種しておくのが安心です。
たとえば、風疹(ふうしん)は妊娠初期にかかると赤ちゃんに難聴や白内障、心疾患といった先天性風疹症候群が発症する恐れがあります。ママに風疹の免疫がなっかたり、免疫が不足していたりする場合は、旦那さんがMRワクチン(麻疹風疹ワクチン)を接種するようにしましょう。
●禁煙を実行
タバコを吸っている旦那さんは、妊娠をきっかけに禁煙することをおすすめします。喫煙することで、赤ちゃんにも良くない影響が出てしまいます。
たとえば、「流産率が2倍になる」、「早産率が1.5倍になる」、「常位胎盤早期剥離のリスクが2~3倍になる」など。
少なくともママのいる前で喫煙するのはやめましょう。
妊娠初期は旦那さんのサポートが大切!いつも以上に気遣って
妊娠初期はママの身体も気持ちも不安定。そんなとき旦那さんの優しさや気づかいを感じるとうれしく安心するものです。妊娠初期の変化を知って、ママがうれしくなるようなサポートをしてあげてくださいね。「ママの気持ちを知りたい!」という旦那さんは、ぜひ参考にしてください。