妊娠中に関するコラム

妊娠初期の不安って?起こりやすい症状や状態と、過ごし方のポイントなど解説

待望の妊娠に喜びも束の間、体調や精神面の変化に戸惑い、さまざまな不安を抱えながら妊娠初期を過ごす人は多くいます。今回は妊娠初期のママが感じる不安や、起こりやすい症状についてご紹介。2人目以降のママならではの内容についても紹介しているので、「妊娠初期はどのように過ごせばいいのだろう」と悩んでいるママもぜひ読んでみてくださいね。

妊娠初期に起こりやすい症状

体調不良や精神的不安定など、妊娠初期にはさまざまな症状がみられます。初めての妊娠では少しの不調でも「妊娠が安定していないのではないか」と疑ってしまう人もいるでしょう。まずは妊娠初期に身体面・精神面で起こりやすい症状について解説していきます。

●身体面

人によって症状の有無や度合いは変わりますが、妊娠初期には下記のような身体面での不調が表れやすいです。

・身体がだるくて動きにくい

・猛烈な眠気がある

・味覚や嗅覚が敏感になる

・熱っぽさがある

・胸のハリや痛みを感じる

・少量の出血がある

・下腹部に痛みやハリなどの違和感がある

妊娠中のホルモンによる症状なので、出産後は徐々に落ち着いていくので安心してくださいね。

●精神面

妊娠初期はホルモンバランスの急激な変化により、以下のような気持ちの変化があります。

・理由もなく落ち込んだり、イライラしたりする

・不安に襲われて気が焦る

誰かが悪いわけではないので「ホルモンのせいなんだ」と解釈し、周りの人に不安や苛立ちの原因を打ち明けてみるのもいいですよ。

妊娠初期に感じやすい不安とは?

妊娠初期を過ごすママはどのような不安を感じているのでしょうか?

●赤ちゃんが元気に生まれてくるか不安

お腹にいる赤ちゃんの様子は、定期健診のとき以外は分かりません。しかも胎動を感じない

妊娠初期は、赤ちゃんが元気か分からず、不安になる人が多いです。五体満足で病気もなく健康に生まれてくるか、障害はないかなど心配は尽きません。気持ちは分かりますが、心配しすぎはストレスがたまる一方です。赤ちゃんの力を信じて、おおらかに構えたいですね。

●妊娠初期の流産の不安

胎盤が未完成な妊娠初期は流産のリスクが高く、流産の心配に襲われるときもありますよね。妊娠初期の流産の原因は赤ちゃんの染色体異常によるもので、妊娠中の過ごし方が原因になることはほぼないと言われています。

では「流産の心配はいつまですればいいの?」と思いますよね。一般的には妊娠16週以降の妊娠中期が安定期と呼ばれ、流産のリスクが低くなる時期です。

●妊娠中の体の変化に対する不安

妊娠中の体の変化といえば、つわりですよね。食欲減退や吐き気、腰痛などさまざまな体の変化に不安を感じるものです。つわりは妊娠中のホルモンの変化が原因なので、「妊娠が順調な証拠」と思えば少しは気も紛れませんか?妊娠による体の変化は、出産後には徐々におさまっていくので、数ヶ月の辛抱です。

●出産の痛みに対する不安

多くのママが口をそろえて「陣痛が大変だった!」と言うのを聞くと、自分は耐えられるのだろうかと不安になりますよね。また帝王切開の可能性がある人で、術後の痛みを心配する人もいるでしょう。陣痛には間隔があり、数分ごとに痛みが出たり治まったりします。母親学級に参加したり、助産師さんに相談したりして、陣痛を乗り切るコツを知りましょう。

●仕事の両立や育児に対する不安

妊娠で体調の変化を感じる人は多く、仕事との両立に悩む人は少なくありません。また子育てそのものに悩む人もおり、「きちんと育てていけるだろうか」と不安を抱える人も。そんなときは不安な気持ちを周囲の人に打ち明けてみましょう。解決策が見つからなくても、人に話すだけで心が軽くなるものですよ。

2人目妊娠の場合は?ママたちの不安なこと

何人目の妊娠でも不安はつきものですが、ここからは特に2人目以降のママが不安に感じているポイントをご紹介します。

●2人育児ができるか不安

望んだ2人目の妊娠でも、いざ2人育児を想像すると不安になりますよね。たしかに上の子の相手をしながら、赤ちゃんを育てるのは大変です。赤ちゃんのお世話で構ってあげられないときもあるので、上の子が1人で楽しめるような遊びを準備しておくといいですね。

●上の子の赤ちゃん返りが心配

「下の子の妊娠が分かってから、上の子が赤ちゃん返りした」というエピソードはよく耳にしますよね。プレママクリニックナビのアンケートでも「30代後半になって2人目を妊娠。体力が落ちているのに、3歳の長女が抱っこをせがんできて大変だった」と語るママもいます。赤ちゃん返りは大人の気を引くための行動だと言われているため、夫婦で協力し、向き合う時間を取ってあげましょう。

●流産や妊娠合併症などの不安

2021年の厚生労働省の「人口動態統計」によると、第一子を出産した女性の平均年齢は30.7歳、第二子は32.7歳でした。なかには35歳以上の高齢出産に該当する人もおり、流産や妊娠合併症が心配になりますよね。早期に対処できれば防げるケースもあるので、妊婦検診は欠かさず受けましょう。

妊娠初期の過ごし方

妊娠初期の望ましい過ごし方はもちろん、やってはいけないことも気になりますよね。2人目ママならではの注意点も見ていきましょう。

●やってはいけないこと

アルコールや喫煙は言うまでもありませんが、ジョギングやランニングなどの激しい運動は避けたほうが無難です。またやってはいけない姿勢として、お腹に負担がかかる腰をひねる姿勢やお腹を圧迫する姿勢など、赤ちゃんに負担がかかる姿勢はやめましょう。

●下半身をあたたかくし、ゆとりのある服装を選ぶ

下半身が冷えないように腹巻や長めの靴下を着用し、腰回りにもゆとりのある服装を選びましょう。夏場はクーラーによる冷えがあるため、羽織れるものを1枚持っておくといいですね。

●周囲に協力を依頼する

妊娠中は普段のように動けず、不自由を感じる人もいます。上の子がいる場合では、特に人手がほしいと思うものです。そんなときは家族や知人などに協力してもらいましょう。周囲に頼れる人がいない場合は、行政の子育て支援機関に協力をお願いするのもおすすめです。

●何事も頑張り過ぎない

2人目ママとなると、つわりが辛くても上の子の相手をしなければなりません。ついつい育児や家事、仕事を頑張ってしまうかもしれませんが「すべてをきちんとやろう」と思う必要はありません。できていないことがあっても、自分にOKを出してあげましょう。

●上の子のケアを忘れない

上の子にとって妹や弟の誕生は大きな出来事です。これまで愛情を独り占めできていた環境から一変。赤ちゃんの誕生を理解できず、戸惑うこともあります。そんなときは積極的にスキンシップを取り、上の子に愛情をいっぱい注いであげてくださいね。

●上の子への影響を考え、NIPT(新型出生前診断)を検討する

プレママクリニックのアンケートで「1人目への影響を考え、2人目はNIPTを受けることにした」と答えた方がいました。

NIPT(新型出生前診断)とは、母親の血液からダウン症候群やエドワーズ症候群などの染色体異常による赤ちゃんの病気を調べる検査です。

≪NIPT(新型出生前診断)の特徴≫

・胎児や流産へのリスクが少ない

・検査の精度が高い

・妊娠10週から検査できる

絨毛検査や羊水検査では、母体に針を入れて検査をする必要があるため、わずかな流産のリスクがありました。ですがNIPT(新型出生前診断)は母親の腕から採血するだけなので、胎児に負担を与えず検査できるのがメリットです。また、ダウン症候群を表す21トリソミーに関しての検査精度は99.9%と非常に高いのも特徴。NIPT(新型出生前診断)は妊娠10週からできる検査なので、早めに赤ちゃんの状態を知っておきたい方に選ばれています。

妊娠初期で不安なママはNIPT(新型出生前診断)を検討してみて

今回は妊娠初期に感じやすい不安をご紹介しました。「私も同じ不安を抱えている」と共感した人も多いのではないでしょうか?プレママクリニックでは妊娠10週以降の妊婦さんを対象にNIPTを実施しています。「出産前に先天性疾患の有無を知っておきたい」「心構えをしておきたい」と思う方はぜひ検討してみてくださいね。

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