【妊娠初期】赤ちゃんについて心配になりがちなこととは?不安解消法も
妊娠初期は赤ちゃんが生きてるか心配で、コラム記事や知恵袋などを延々読みあさり、スマホが手放せない!というママも多いでしょう。心配で何度も病院を受診してしまった方もいるはず。この記事では妊婦さんが赤ちゃんについて心配になりがちなことや、不安の解消方法についてご紹介します。不安でストレスが溜まりがち…というママは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
妊娠初期、赤ちゃんについて心配なことは?
妊娠発覚後は、妊婦健診を受けて赤ちゃんが健康に育っているかチェックします。妊娠初期は赤ちゃんについてわからないことが多く、心配事が尽きないもの。とくに初めて妊娠した方にとっては、赤ちゃんが元気か不安に感じたり、流産してしまわないかとつい心配しすぎたりすることもあるでしょう。世の中のママたちが、妊娠初期にどんなことが心配になるか具体的に紹介します。
赤ちゃんを流産しないか
流産を経験したことがある方や、不妊治療でやっと妊娠した方がとくに気になるのは、赤ちゃんが流れずに育ってくれるかどうかではないでしょうか。流産とは、妊娠22週までに妊娠が継続できず、赤ちゃんが亡くなってしまうこと。出産までにはいくつもの「壁」と呼ばれるタイミングがあり、乗り越えるたびに流産率が下がります。「流産の心配はいつまですればいいの?」という方は参考にしてみてください。
妊娠発覚から妊娠初期までの壁
妊娠検査薬陽性判定後から妊娠初期の間の壁をご紹介します。
・妊娠5~6週の壁…胎嚢確認。全体の1~2%が子宮外妊娠となる。子宮外妊娠では胎嚢が作られず、赤ちゃんが育つことができません。
・妊娠6~8週の壁…心拍確認。心拍が確認できると流産率は約5%まで下がる
・妊娠9週の壁…全流産の約70%が妊娠9週までに起こると言われている
・妊娠10週の壁…赤ちゃんの体長が30mmを超えると流産リスクが低下する
・妊娠12週の壁…自然流産の約80%は妊娠12週までに起こるとされている
妊婦さんは注意!流産しやすい行動
妊娠12週までの流産の原因のほとんどは、ママではなく赤ちゃんの染色体異常によるものです。流産を経験すると「自分の行動が悪かったのでは…」と考えがち。妊娠初期の流産は自然に起きた流産なので、自分を責めないでくださいね。
とはいえ、できるかぎり流産は回避したいもの。なるべく避けたい流産しやすい行動をいくつかご紹介します。
・カフェインの大量摂取
・たばこを吸う、副流煙を吸う
・アルコールを摂取する
・ストレスを溜める
赤ちゃんに障害がないか
プレママクリニックの調査結果によると、527人のママのうち約70%が「障害がないか心配」と答えました。とくに高齢になるほど染色体異常児の発生確率が高まるので、35歳以上で出産するママにとって、障害の有無はとても気になる問題です。
流産する染色体異常の種類
流産と診断されたもののうち、約50~70%には染色体異常があるそうです。染色体異常を持つ受精卵の多くは着床直後に成長が止まり、ママが妊娠したことにも気づかずに流産している場合もあります。
染色体異常の程度が小さなものはそのまま成長しますが、成長過程で問題が生じたものは流産となってしまうのです。 流産する染色体異常の種類は以下の通りです。
・Xモノソミー
・16トリソミー
・22トリソミー
・21トリソミー
・三倍体
・四倍体
通常2本で1組の染色体ですが、まれに1本で1組(モノソミー)、3本で1組(トリソミー)となることも。何番目の染色体に異常があるかで、16トリソミーや22トリソミーといった呼び方をします。
上記で述べた「三倍体」「四倍体」とは1つの卵子に対して2つ、3つの精子が受精することです。通常、精子と卵子が23個ずつ染色体を持ち寄って合計46個となるのが一般的ですが、三倍体、四倍体においては69個や92個といった異常な数の染色体数となります。
不安を払拭する方法はある?
ストレスをため込むことは、ママや赤ちゃんにとってよくありません。しかし、赤ちゃんに対して不安に思うのはごく当たり前のことですし、誰もが経験することでしょう。少しでも充実したマタニティライフになるよう、不安を払拭する方法をいくつかご紹介します。
人に話を聞いてもらう
妊娠中の悩み以外にもあてはまる方法ですが、周りの人に今の自分の気持ちを話すと気分がすっきりするでしょう。誰かに共感してもらい、自分の気持ちを受け止めてもらうことで、不安も和らいでくるはず。
一番身近なパートナーには自分の素直な気持ちを伝えてみましょう。実母や先輩ママなら不安な気持ちに共感してもらいやすく、アドバイスももらえるかもしれません。まわりに話せる人がいなければ、自治体の保健師に相談してみましょう。とにかく誰かに話を聞いてもらうことで、自分の気持ちの整理ができ、気持ちが落ち着いてくるはずですよ。
軽い運動でリフレッシュ
激しい運動ではなく、妊婦さんでもできる散歩やマタニティヨガがおすすめです。外の空気を吸い、体を動かすことで心も体もすっきりしますよ。家にこもっているとネガティブな思考になってしまいやすいもの。体調のよい日は外に出て気分転換をしてみてくださいね。
不安の原因を取り除く
妊娠初期の赤ちゃんに対する不安の原因は、赤ちゃんは健康に育つのか、障害がないのか、などわからないことがたくさんあるから。順調に育つことが分かっていれば、不安に思うこともないはずです。しかし未来予知はできないので、せめてわかる情報だけでも取り入れるのが、不安解消への近道ではないでしょうか。
少しでも不安を取り除きたいという方には、NIPT(新型出生前診断)がおすすめ。NIPTを受ければ、赤ちゃんの染色体異常の有無について調べることができます。
染色体異常の有無を調べる「NIPT」とは
NIPTとは、妊娠中にママの血液を用いて行う染色体異常を調べる検査です。調べられるのは、21トリソミーや18トリソミー、13トリソミーなど。NIPTは、ママから採血した血液を用いて行うため、赤ちゃんにとってリスクが少ない検査であると注目されています。
NIPTを受けるきっかけや受ける割合は?
高齢出産で染色体異常の確率が高いと判断した場合や、染色体異常児を出産したことがある場合など、NIPTを受ける理由はさまざまです。
長い不妊治療の結果、出産に対してネガティブな思考になってしまうため、そんな精神状態を引きずりたくないから、と受ける方も。中には産院からの説明でNIPTを知り、赤ちゃんについて早めに知りたいとNIPTを受けた方もいらっしゃいます。
プレママクリニックの調査によると、NIPTを知っていると答えたママは回答者全体の約70%にのぼりますが、実際に受けたのはそのうち20%という結果に。認知度に比べて受検数が少ない要因には、認可施設での年齢制限や検査対象の制限などが関係していると思われます。プレママクリニックなら何歳でもNIPTを受けることができ、プランによっては性別や主となる染色体異常以外も検査が可能です。
NIPT後の気持ちの変化はある?
では実際にNIPTを受けて、不安が払拭されたのでしょうか。実際にNIPTを受けたママ2名に、NIPT後の気持ちの変化や次回の妊娠でもNIPTを受けるかどうかきいてみました。
【NIPT後の気持ちの変化】
・Aさん「やっぱり結果を聞いて少し落ち着きました。妊娠中の心配事はたくさんありますが、一番気にかかっていたことだったので」
・Bさん「いろんなことを気にしながら過ごす妊娠生活の中で、抱えている不安をひとつでも減らしたいと思うのはわかります」
【次回の妊娠でもNIPTを受けるか】
・Aさん「私は受けると思います。今回同様、やはり事前に知れることは知っておきたいという気持ちもありますが、次の妊娠となると私の年齢が上がることのリスクも加わりますから」
・Bさん「母体年齢の面で、これまで以上に赤ちゃんの健康状態を不安に感じると思います。 なので次回も必ずNIPTは受けようと思っています」
NIPTを受けて赤ちゃんの状態を知ることができ、2名とも気持ちが落ち着いたようです。
不安を減らしてマタニティライフを楽しもう
今回は妊婦さんが赤ちゃんについて心配になりがちなことや、不安の解消方法についてご紹介しました。妊娠初期はわからないことだらけ。順調な証拠がほしい!と思っても、妊娠初期は赤ちゃんからのサインや身体の変化は感じないものです。妊婦健診で定期的に健康状態をチェックし、赤ちゃんを信じるしかありません。
プレママクリニックでは、NIPTで事前に赤ちゃんの状態を知ることで、ママたちが前を向いて進めるようサポートいたします。少しでも不安要素を減らしたいときは、ぜひNIPTを検討してみてください。