妊娠中に関するコラム

妊娠初期の心配はみんな同じ?先輩ママが挙げた不安第1位は〇〇!不安解消法も

妊娠が分かると嬉しさや喜びを感じる一方で、お腹の中の赤ちゃんの様子が分からず心配になってしまうことはよくあること。特に第一子であれば、十人十色ある妊娠経過に振り回されて不安に陥りやすいものです。そこで今回は、妊娠初期に不安になってしまう原因や内容、その解消法などをまとめました。多くの先輩ママたちも心配や不安を乗り越えて出産を迎えています。ぜひ参考にして良いマタニティライフにしていきましょう。

妊娠初期とはいつからいつまでの期間?

妊娠期間の中でも流産の心配などが大きい妊娠初期。一体いつからいつまでを指すかご存じでしょうか。

妊娠初期とは、妊娠16週未満(妊娠1カ月~4カ月頃)の期間を指します。以降の16~28週未満(妊娠5~7カ月)が妊娠中期、28週以降(妊娠8カ月~)が妊娠後期です。妊娠初期は胎盤が安定しておらず、流産のリスクも他の期間に比べると高くなっています。そのため、ママが悪いことばかり考える傾向に陥りやすいのもこの時期。いわゆる“マタニティブルー”が起こりやすい時期ともいわれています。

妊娠初期に不安になる原因

妊娠初期に不安を抱える原因には、大きく分けて2つの背景があるとされています。

ホルモンバランスの影響

妊娠すると、女性の身体は大きく変化していきます。お腹の中で赤ちゃんを育てるため、目には見えない変化もあり、そのひとつがホルモンバランスの変化です。

ホルモンバランスが変化すると、妊娠前であればなんてことなかった些細なことでも気になり、不安に感じてしまう場面が増えます。そのため、「不安に思うことが増えたな」と思ったら、ホルモンバランスの影響だと理解すると不安が和らぐかもしれません。

体調や環境などの変化

妊娠するとお腹や胸が大きくなって体形が変わるだけなく、つわりなどに悩まされることも少なくありません。身動きが取りづらくなったり、思うように生活できなかったりと動作が制限されることはストレスに繋がります。

また、妊娠前にコーヒーやお酒を飲むのが好きだったママは、これらを断つことでもストレスが溜まってしまうでしょう。加えて、先ほどのホルモンバランスの変化により息切れしやすくなったり動機や胸やけが起こったりする場合もあります。

このように、妊娠による体調や環境の変化は心身に負担を与え、不安を膨らませる原因となってしまいます。

先輩ママたちに聞いた!妊娠初期に不安だったこと

では、実際に妊娠・出産を乗り越えた先輩ママたちは、妊娠初期にはどのような不安を感じていたのでしょうか。

妊娠と出生前検査の経験に関する調査研究会による、「妊娠と出生前検査の経験に関するインターネット調査 2015」を見てみると、その傾向が分かります。特に多かったのは、お腹の中の赤ちゃんの安否や健康を心配する声です。具体的に、不安の声が多かった順に見ていきましょう。

赤ちゃんが無事に育っているか

割合として最も多かったのが「赤ちゃんが無事に育っているか」。全体の約40%のママたちが不安に思う項目として挙げていました。

妊娠初期は、1~2週に1度だった妊婦健診が、11週頃から4週間に1度になります。お腹の中の様子が分からない期間が長くなり、不安に思うことが多いようです。某サイトの知恵袋などでもママたちの不安の声が多数。「赤ちゃんが生きているか心配」といった声は、知恵袋に限らず多くの妊娠体験談で見られるものでもあります。

赤ちゃんに障害や病気がないか、五体満足か

次いでママたちが心配していのが、「赤ちゃんに障害や病気がないか、五体満足か」。約35%のママたちが不安に思う項目として挙げていました。

エコーなどで心拍や動きが確認できても、障害や病気までは分からないこともあるため、この不安は出産まで続く場合もあります。せっかく授かった我が子には、五体満足の健康な状態で生まれてきてほしいと願うのは、どのママやパパでも共通ですよね。

自分の体調や妊娠経過

ママ自身の体調や妊娠経過に不安を抱いているというケースも見られ、割合にすると30%強。体調の変化についていけないことや、先にも述べたようなホルモンバランスによる影響も大きいと考えられます。

妊娠経過は自宅ではなかなか様子が分からないため、心配で何度も病院を受診したというママもいます。見えない分、赤ちゃんを信じるしかない部分もありますが、やはり実際に受診して安心を得たというママもいるようです。

出産について

30%弱の割合だったのが、出産についてでした。先ほど挙げられていたような、無事に生まれるかどうかの心配や、陣痛への恐怖、体力の心配などが背景にあります。やはり多くのママたちが、赤ちゃんが生まれてくるまでの無事を願っているようです。

出産後の生活や育児について

出産後の生活や育児を心配するママも見られました。約25%のママ達が不安に思っているという結果で、4人に1人の割合です。

特に初めての出産であれば子どものいる生活はなかなかイメージしにくいものですし、子育て自体初めての体験なので不安に思うのは当たり前ですよね。

仕事や上の子の育児など生活面

仕事をしているママや、既に第一子などのきょうだいがいる場合の不安項目も挙げられていました。

お腹の中の赤ちゃんが第一ではあるものの、職場に迷惑がかからないか産後の仕事について心配するママもいるでしょう。また、きょうだいの面倒を見ながらマタニティライフを送るのは、つわりや身動きが取りづらいことを考えるとかなり大きな負担になります。

マタニティライフ全般

具体的な項目に関わらず、マタニティライフ全体に不安を感じているママもいるようでした。

お腹の中の赤ちゃんの成長やママ自身の体調の変化、周りの環境など、考えることも行動もすべて妊娠前とはまるで別の生活が10カ月も続くので、当然心配は尽きませんよね。

妊娠初期の不安解消方法は?

では、この多くの不安を解消するにはどうすれば良いのでしょうか。無事に出産を終えるまで不安をすべて取り除くのは難しいですが、先輩ママたちは次のような方法で不安を軽くして乗り越えてきたようです。

家族や友人に話を聞いてもらう

最も簡単でおすすめなのが、身近な人に話を聞いてもらうことです。家族や気の置けない友人に話すだけでも、気持ちが和らぐでしょう。妊娠・出産経験のある自身の母親や先輩ママと話せる環境なら、経験者ならではのアドバイスをもらえるかもしれません。

もちろんご主人に話を聞いてもらうのもひとつ。一緒に暮らしていても、言葉にしてみないと伝わらない不安もあるため、ため込まずに夫婦で共有してみましょう。意外な解決方法に繋がることもあるかもしれませんよ。

心配なときはかかりつけ医に相談や受診するのもあり

体調面などが心配なときや、身近に相談できそうな相手がいない場合は、かかりつけの病院の医師や助産師などを頼りましょう。自治体によっては保健師などに電話相談できる体制が整っている場合もあります。

また、不安に思う原因が腹痛や出血などの場合は、遠慮せずに病院に電話連絡を。状況を伝えて指示を仰ぎ、場合によっては受診することも大切です。

リフレッシュ時間を作る

マタニティライフでは、知らず知らずのうちに赤ちゃんのことが優先になり、頭の中もそのことでいっぱいです。たまには頭を空っぽにしたり、別のことを考えたりする時間をつくってリフレッシュしてみましょう。

ウォーキングやマタニティヨガで身体を動かすのも良いですし、美味しいものを食べたり好きな音楽や映画に浸ったりするのも、良い気分転換になります。産後は夫婦二人の時間がなかなか取れなくなるため、二人きりのデートを楽しむのもおすすめですよ。

前向きになれる情報を取り入れる

妊娠中に陥りがちなのが、いわゆる「検索魔」。不安に思って調べれば調べるほど、ネガティブな情報が目について自分で不安を膨張させてしまっているかもしれません。しかし、目にしている情報すべてが正しい情報とは限らないのです。

せっかく調べるなら、信頼できる情報元から、かつ前向きになれる情報を得るようにしましょう。特にお腹の中の赤ちゃんの健康状態や病気について知りたい場合は、NIPT(新型出生前診断)をはじめとした出生前診断もおすすめです。

妊娠初期の心配事はうまく解消しながら乗り越えよう

妊娠初期は不安も多く、流産の心配も拭えません。しかし、腹痛や出血などの多くは一時的で問題ないというケースも少なくないのです。生理的な痛みは赤ちゃんが成長し、子宮が大きくなっている順調な証拠でもあります。ただ、頭では分かっていても、ゼロにはならないのが妊娠中の不安ですよね。先輩ママ達も、たくさんの不安や壁を乗り越えて赤ちゃんを迎えています。今回紹介したような不安解消法もうまく取り入れながら、ポジティブなマタニティライフを送ってくださいね。

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